新しい年を迎えて、パン作りの今後を考える。

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私のパン作りの方向

 

永年パン作りを行ってきましたが、このパン作りは一般の方には少し難しいのかもしれません。

もともとパン作りは簡単な物ではないのですが、それでは営業的に続かない事も有り、

簡単に簡単にとなる方向にもっていかれています。(特に家庭でのパン作りでは)

誰でも出来る、時間はかからず。

 

人間の子供が1年たたないと歩かないのと同じように、物事はいくら急いでも早く出来ない事が沢山有ります。

本物のパン作りもそのようです。

捏ねない。 早く発酵させる。いつまでも柔らかく置きたい。

人間の都合ばかりでは、本当に美味しいパンは出来ません。

日本酒、味噌、醤油、等 発酵を伴う食品は、早く作る方法を、昔ながらの時間を掛けて作る方法が有ります。

このパン作りも、時間を掛けて作る方法です。

時間と共に旨味が出てきます。酵母と麹のなせる業です。

パンは基本 粉と水と塩と酵母、で 本当の味が出ます。

それによって小麦粉の味の違いも分かります。

このような基本的な味が分かる舌を持っていないと、自分の身体に良くない物も平気で食べてします事になります。これは将来の病気の元になります。

動物は、自分に良い物を【美味しい】と感じ良くない物を【美味しくない】と感じる自然のセンサーを持っています。

そのセンサーが壊れているのが、現代人です。

2~3年食事に気を付けるとこのセンターが戻ってきます。 多くの方にそのようになって欲しいです。

 

私の作ってきたパンは、基本的に塩と水と酵母と小麦だけです。

ただこの材料で作ると、2~3日するとパンは硬くなります。

冷凍保存して、食べるたびに解凍すれば良いですが、そのようにする方は多くありません。

 

昨年大麦粉の【バゲットヌーボー】を知り、パンに使い始めました。

大麦が入るので、パンの味は少し違います。 しかしパンがとても柔らかくなるのです。

そのままでも、冷凍して解凍しても、柔らかいのです。

これは画期的な事と思い、いろいろなレシピで試作をしています。

 

この粉を使えば、私の作るパンの欠点(硬くなる)が少しは緩和されると思います。

作る時間が短縮される事ではありませんが。{硬くなる}を回避出来れば良いと思います。

 

そのような訳で 今年は、もう少し食べやすい、パン作りに挑戦します。

高齢者の方にも召し上がって頂ければと思っています。

このパン作りの難しさは、時間がかかる事。これが一番ですが、

ここはただ単純に待てば良いだけです。

 

発酵の見極めに慣れ待てばよいので、こつさえ掴めば簡単な事なのです。

多くの方に作り方を会得していただければと思います。

 

それでは今年もより良いパン作りに邁進します。

 

 

 

 

 

 

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