パン本来の味を求めてこれからの事を考える。

私の想い

私は、パンらしいパンが大好きです。トーストして外はカリット中はしっとり柔らかく、そしてサクサクしているパンが好きです。

多くの人が好きな もちもちして柔らかいパンは苦手です。

以前国産小麦で、「ねばりごし」という粉を試作した時が有りました。

 

まぁ パンが柔らかくとても もちもちに焼け、 本当に餅か? と思うほどでした。

これならばパンではなく 餅を食べれば良いのでは? と思ったくらいです。

日本人の多くの方がこのような食感が好きなのでしょう。

 

むしろ私のような好みは少ないのでしょう。

 

パンをもちもちにするために、水分を多く加えて高加水にしたり、

湯種を使いもちもち感を出したりしています。

確かにもちもち感は出ますが、味がどうかと言うと、水分が多く粉の味が薄まったり、イーストで作っている以上、味の良さは天然酵母を使った物より、少し下がります。

 

現在多くの人達は、味の良さより食感を大事にします。

味の微妙な違いが判らなくなってきている人達が多くなりました。

常に、味の濃い物ばかりを食べているからかもしれません。

これも時代の流れでしょうから仕方の無い事かもしれません。

 

ただ私のようなパンを好む方も少しはいます。

その方々の為に私は、このようなパンをご自身で作る事を勧めています。

 

営業的には、好む人が少ないため、あまり良い結果が出ませんが、

自分で作る分には良いと思います。

 

国産小麦と天然酵母でパンを作っても、以前ほど難しくは有りません。

温度管理の良い器材もあります。

ただ時間がかかる事だけは仕方の無い事です。

時間はかかりますが、実際の作業時間はそれ程かかりません。

待つ時間が長いだけです。 発酵の見極めをただ待っていれば良いだけです。

確かに見極めには少し、経験は必要ですが、それ程難しい事ではありません。

 

自分でパンを作ると、好きな材料で好きな物が作れます。

パン作りは生き物を相手にしますので、難しい部分も勿論有りますが、楽しく奥深い物です。

そのようなパン作りのお手伝いを今後の人生で行っていくつもりです。

 

私も体力的に、現場のパン作りからは離れ、現在は、自宅で自宅のオーブンを使い、このパンを作っています。

業務用のオーブンとはだいぶ違いますが、この自宅用のオーブンでどれほどのパンが作れるか、試しています。

それは、家庭でどの程度のパンが作れるか?の実験です。

今まで作ってきましたが、8割程度のパンは作れると思います。

 

一般の人が食べてもそれ程分からないと思います。

これからはこのパン作りを zoomレッスンで広めて行くつもりです。

 

多くの人達が、安心して自分自身のパン作りをしてもらうためにです。

 

 

 

 

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