パンに入れる塩の量は?
パンには、塩が不可欠です。
塩を入れないと、パンは膨らみませんし、
色づきも悪く、味も落ちます。
しかし パンに塩を入れるようになったのは、
それ程昔からでは有りません。
今から百数十年前との事です。
パンが生まれて、ず~っと 塩を入れないで作っていたのです。
誰がいつどのような発見から、塩を入れるようになったのでしょうか?
想像すると、{どんな風だったのか?} 楽しいです。
現在は、殆どのパンに塩が入っています。
塩の種類は、沢山有りますが、個人のパン屋さんでは、
割合に良い『精製塩でない』塩を使っています。
パンに入れる塩の量は、パンの種類により様々です。
ただ どのレシピを見ても 塩の量が割合に多く入っています。
(もう少し、少なくても良いと思っているのです。)
小麦粉 1Kに対して、2%以上入るのが普通になってきています。
フランスパン(砂糖の入らないパン)などは、2%をゆうに超えて入れています。
御飯食には塩が入っていませんが、パン食は、それだけで、どうしても塩分を摂るので、
塩の量は、極力抑えてほしいです。
塩の味と量の不思議
塩というのは、それだけで味をつけるときと、
それ以外の調味料にが入った場合の
味の付け方にかなりの違いが有ります。
同じ量の塩を入れても、その他に油脂を入れると、
塩味を余り感じなくなります。
生地を捏ねる、初めから、入れてもしかり。
クロワッサンを作る場合に、後から織り込みバターを入れてもしかりです。
塩、2%の生地で作ったパンを私は、塩辛く感じて、余り食べたくはないのですが、
塩、2%のクロワッサンは、とても美味しくいただけます。
塩分は、全く同じでも、 人間の感じ方が違うのですから、不思議です。
これらは、料理を作る時にも同じ事が言え、
砂糖と塩の割合についても 同じです。
話は飛びますが、添加物の多く入った食品には、かなりの塩分が含まれています。
そうしないと、味のバランスが取れないようです。
話がそれてしまいましたが、 減塩のパンにつきましては、
次回にこの続きを、記載します。
お楽しみに!
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