すでに10月も半ば過ぎ、あっという間に年の暮れ
歳を重ねると、日々の速さに驚かされます。
全粒粉100%のパン作りを結構長い間行っています。
ご存知の方は、少ないかもしれませんが、
がんの食事療法の大家【マックス ゲルソン】氏が遺した
ゲルソン療法は、とても有名です。
ゲルソン療法では、にんじんジュースを勧めて居ます。
(ヤフーショッピングでも無農薬の人参が、
3キロ単位で販売されていました。)
無農薬で作ったにんじんジュースは、とても美味しいです。
普通の人が飲んでも、なんだか力が出そうです。
私も大好きで、たまに作って飲みます。
パンに於いては、全粒粉のそれも塩の入っていないパンを
彼は勧めています。
日本でもこの療法を実行している方がいらっしゃると思います。
かなり、厳格で厳しいので、少しこの療法をアレンジして、
食事療法としている、
先生が、高島平の「西台クリニック」 済陽高穂先生です。
以前 成瀬でお店をしていた時に、成瀬から、
済陽先生の所に通われて居た方が
いらして、全粒粉無塩パンをよく作りました。
全粒粉だけでは味気が無いので、それに、クランベリーや、クルミ等を混ぜた
特注を作っていました。
ナンブ小麦の全粒粉100%ですと、かなり粉の旨味が濃くでます。
塩無しにすると、殆どパンは膨らみません。
普通は、ベタベタで、作りにくい事この上ないです。
水分を抑えて、粉の量を多くして、やっと作れます。
出来たパンは、とても硬く、ライ麦の、パンのようです。
でも、味がとても濃いので、
胡麻のペースト等つけると美味しく食べられます。
全粒粉100%の無塩パン
材料
- ナンブ小麦全粒粉細粒 100
- ホシノ丹沢酵母 6
- 水 52
作り方
全ての材料をボールに入れて、混ぜ合わせる。
球状に固めたら外に出して、転がしていく。
硬めですから、わかりずらいですが、 20分~30分転がし、
生地が少しやわらかくなりましたら、終了です。
捏ね上げの温度を計って下さい。
15℃以上でしたら、一旦冷蔵庫で冷やします。
発酵させる温度を低くします。18℃位です。
全粒粉100%ですので、一次発酵は早めに出来ます。
全粒粉は、アクがあり、上面は、色が黒いです。
すこし黒い色が残っている位で、一次発酵を終えて下さい。
生地は300グラムに分割して、なまこ型成形で
最終発酵をさせます。30℃で80%の湿度。
40分~50分で切り上げ、焼きます。
生地が詰まっているので、焼き時間は長くして下さい。
230℃で60分くらい、どうしても皮の部分が固くなります。
焼き上げたその日より、翌日のほうが、カットはやりやすいです。
なるべく薄く切ると、食べやすいです。
冷凍保存が効きますので、とても便利です。
普通の方でも、お好きな方は、定期的にお買い求め頂いています。
是非 チャレンジしてみて下さい。
今日はここ迄、深呼吸を3回してオシマイ。
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