ビスコット(ラスク)はどのパン屋さんでも作っています。
一般には、残ったパンで作る事が多く、
価格も安めに設定されています。
ただ、現在では、それだけを作り、
それだけで営業が成り立っているところも有ります。
ビスコットの作り方と利用方法を、お届けいたします。
ビスコットは、フランス語です。
一般にはラスク(英語です)のほうが分かりやすいですが、
今は、ビスコットも都会の洒落たお店では使っています。
ビスは、ふたつと言う意味があり、二度焼くと言う意味です。
一度焼いたパンを24時間以上置いてから又焼きます。
確かに一度焼いたパンを、もう一度焼きます。
ビスコット(ラスク)の作り方。
ホシノ酵母と、国内産小麦で、白生地を作り、
フランスパンを焼く。
焼き上がったパンを一日、おく。
10mmの厚さにスライスする。
天板に乗せて、オーブンに入れる。
使うパンの目の細かさにより、焼き時間が違ってきます。
大体、150℃で30分~40分
白生地だけですと、時間がかかります。
全粒粉が1割~2割入ると少し焼き時間が早くなります。
見極めは、ほんのり薄く色が付く程度で窯から出す事。
パンに色が少しでもつきすぎると、
味が変わり美味しさがなくなります。
ほんの少しのことですが、
全く味が変わってしまうのです。(不思議です。)
焼き上がり後、十分に冷ましてから、袋詰をします。
シリカゲルをいれておきます。
乾燥しているのとバターなどを塗っていないので、日持ちが良いです。
2ヶ月くらい大丈夫です。
でも余り永くおくと、パンの味が古臭い感じになります。
このラスクは パンを乾燥させただけで、
トッピングとして何も使っていません。
使うパンも砂糖が入っていないパンなので、甘みは有りません。
パンの水分が抜けるので、パンそのものの味が濃くなります。
一般には、トッピングをして様々なビスコット(ラスク)が販売されていますが、
このビスコット(ラスク)は、その原型とも言えるものです。
そもそもビスコット(ラスク)は、
パンをどのようにして保存するかを考えて
作られたものです。
昔、新鮮なパンを毎日作ることが困難だった頃の
パンの一番簡単な保存方法だったのです。
これらは硬いので、オリーブ油に浸して食べます。
現代の トッピングのないビスコット(ラスク)も、
スープ、ミルク等に浸して食べると食べやすいです。
白生地の物は、離乳食に良く利用されています。
全粒粉入のものは、食事に利用されています。
作り方もとても簡単ですから、
どうぞ作って、食べてみて下さい。
今日はここ迄深呼吸を3回してオシマイ
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