全粒粉について、特徴とパン。
全粒粉のパンの事を、グラハムブレッドとも言います。
シルベスター・グラハムさんは人の名前です。
この方が全粒粉はの栄養価が高いので、使用を勧めました。
又、 挽きぐるみ とも言います。
小麦を皮の部分から、全てを挽いて一緒にしてあるので、
このように言う事もあります。
正確に言うと、私が使っている、全粒100%の粉は、全粒粉で、
もう一つの全粒粉は、グラハム粉です。
なんだかややこしいですが、 挽きぐるみの方は、全体を一度に挽いて、
胚乳の部分も、皮の部分も同じ、大きさの粉です。
グラハム粉の方は、皮と胚乳の部分もをべつに挽き、あとから混ぜ合わせます。
皮の部分の大きさが、変えられ何種類かの粉が出来ます。
皮の部分の大きさが、細かいほうが、全粒粉の特徴がよく出ます。
栄養価が高い。
普通の薄力粉に比べ、役3倍の植物繊維や、鉄分を含みます。
ビタミンB1の含有量も多く、ミネラルを多く含みます。
脂質分が多いので、酸化しやすく、温度の高い所に置くと、
味が直ぐに変わります。
小麦より気をつけて、保存をしないと、味が悪くなります。
夏は注意が必要です。
皮の部分を細く挽いてあれば有るほどこの影響があります。
虫も、付きやすいです。
パンにすると
パンを作る時には、一時発酵も、二次発酵も
普通の小麦より早くなります。
全粒の含有量が多ければ多いほどそのようになります。
発酵温度を下げて、対処します。
低温でじっくり発酵させ、次の発酵を少し早目にすると、
全粒粉のパンは、とても旨味のあるパンになります。
普通の小麦のパンよりは、少し食べただけで、満足出来ます。
全粒100%で無塩パンを作ると、【こんなに甘みがでるのか?】
と思うほどに旨味がでます。
一般の人には、塩分が無いため、少し物足りないですが、
甘めに煮た、オレンジピール等を、入れて作ると、
とても美味しいです。
非常に贅沢なパンです。以前特注で作っていました。
一般に販売されているパンは、全粒粉が1割り程度のものが多いです。
軽くて、どなたでも食べやすいからです。
本当に全粒好きな人は、物足りなく、全粒粉が30%~50%位を好まれます。
何はともあれ、現代では、多くの知識人が勧めている全粒粉のパンです。
作り慣れ、食べ慣れていきましょう。
注意!
全粒粉入のパンは、お子様には、向きません。
含まれている、フィチンがカルシウムを排泄する働きが有る為です。
お子様には、普通の小麦のパンが良いです。
それでは今日はここ迄深呼吸を3回してオシマイ
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