新しい、パンをつくる時にどのような
形に成形するか?と考えます。
パンの成形の種類は、それほど多くはなく、
いつも頭を悩ませるのです。
まず 大きさは?何グルムに分割をするか?
そして型に入れるのか? 食型にするのか?
ミニ食型にするのか?
ラウンド型にするのか?
もちろん生地によって、
形も大体は決まって来ます。
今回はこちらの店で人気のある
、レーズンパンについて
考えてみましょう。
レーズンパンの成形の
違いと味の違い
レーズンパンは人気のある商品です。
こちらのレーズンパンのレーズンは、
生地の硬さと同じ位の硬さにレーズンを
処理してあります。
レーズン嫌いの人でも、食べられたり
します。
レーズンが小麦粉に対して50%入れて
有りますので、食型に入れた場合には、
膨らみが悪いのです。
ですから、このレーズン生地で
食パンを作ると、やたら生地を沢山
入れないと、思ったようには膨らみ
ません。
レーズンの生地は、材料も多く
生地単価が高いのです。
ですから、量を多く入れると、
売価が思ったよりも高くなり
売りづらいです。
こちらでは、そんな理由で、
型に入れたものは販売していません。
400gカットの大きな「ナマコ型」
と 200gカットの
紡錘型 40gカットの
スティック型、150gの紡錘型を
ホイロ後に深くクープを入れて、
トッピングする形。
などを作っています。
その他、レーズンの生地では、
四角く伸ばし、シナモンシュガーをのせ
巻こみ、カットするシナモンロール、
バターロールの成形にした物。
丸く成形し、トップに十字のクープを
入れたもの等が有ります。
成形の違いにより、火通りも違うの
ですから、食感と味も違います
。
一番、柔らかく食べやすいのは、
400gのナマコ型です。
大きくゆったりしているので、
生地がふんわりして柔らかく出来て
います。
人気の商品です。
プレゼントにする方が多いです。
一番硬めに焼けるのが、
スティック型にして焼いたものです。
細長く、とても食べやすいのです。
車の運転中などにはもってこいです。
この手で持って食べられる物は、
とても楽に食べられて様々な菓子類
でも人気です。
ただレーズンの生地を細長くして焼くと
、柔らかさはだいぶ失われます。
少し硬めになりますが、食べ易さで
それをカバーしています。
中間的な大きさのものは、
そこそこの柔らかさです。
シナモンロールにいたっては、
シナモンの味で、
生地の柔らかさどうのと言うよりも
その味で売れます。
形も小さいので、食べやすいです。
このように、生地の大きさと、
形の違いで、味が違って来ます。
レーズン好きの人には、どれも人気です。
それぞれの味の特徴をよく知っていて、
用途に応じて、買い求められています。
今日はここ迄深呼吸を3回してオシマイ。
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