国内産小麦と外国産小麦の3つの大きな違い。

材料について

台風の影響で少し涼しく、楽をしています。

 

1 重要な事

ポストハーベストが有る。

 

外国産小麦には、ポストハーベストが有ります。

(ポストハーベストとは、小麦の収穫後に、

農薬を散布する事です。)

 

なぜそのような事をするかというと、

外国に輸出する際に、輸送の途中で

虫がついたり、カビが生えないようにするため。

 

農薬の量も、通常畑で使われている量

よりかなり多く使います。

この農薬は、表面だけではなく、

皮の中迄浸透する危険性が有ります。

 

農薬は落としきれないのです。

 

これらが人体に影響を与えます。

 

以前このようなエピソードが有りました。

 

親子でパン店を経営している跡継ぎの

息子さんが、小麦粉アレルギーになり、

粉を触れなくなりました。

 

国内産の粉ですと何ともないのだそうです。

父親の方は、大丈夫ですが、息子さんの方は、

全くダメで、手に湿疹が出来て

仕事にならなかったそうです。

 

国内産の小麦でのパン作りに

変更すれば良いのですが、

やり慣れないとなかなか難しく、

結局、商売そのものをやめざる

終えませんでした。

 

私共も相談されたのですが、

本人が 国内産小麦でやるのに

躊躇してしまって、出来ませんでした。

全く残念な事です。

 

国内産小麦でのパン作りをもう少し

詳しく説明出来たら良かったと

今では後悔しています。

 

結局、使っていた器材の販路を

紹介しただけで終わりました。

 

このように、外国産の小麦で、アレルギーを

起こす方を、何人も知っています。

 

やはり、農薬が残っているのでしょう。

困ったものです。

 

2 パン作りが難しい。

 

国内産の小麦は、外国産の小麦より、

グルテンが少なくパン作りは難しいです。

 

先ほどの例にも有りましたように、プロでも

なかなか、難しいです。

 

かと言って 出来ないわけでは有りません。

きちんと、工程を正確に行えば、

どなたにも作れるパンなのですが・・

 

作ってみよう! やろう! と 言う

気力が一番ですが。

 

3 価格が高い

 

国内産の小麦は、外国産の小麦に比べ、

価格が高いです。

(最近ますます価格の差が出てきました)

ネットで検索してみると、約1.5倍以上の

価格になっています。

 

パンを作った時に、それなりの価格で販売しなければ

なりません。

お客様がどこまで、

その違いを分かっていただけるのか、

難しい問題です。

(しっかり国内産小麦の利点を説明して

納得をしていただけばよいのです。)

 

ですから、国内産の小麦を使うのでしたら、

天然酵母で しっかりした、パンを作り、

安心安全をお客様に提供して、

それなりの価格を頂くことになります。

 

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